こんにちは。パンダコパンダです。
このブログでは、これまで経験した人間関係の悩みやお金の問題から、自分の中でたどり着いた解決方法や考え方をみなさんに
共有させてもらって、みなさんの持つ悩みを解決できたり金融リテラシーを高められたらうれしいなと思っています。
今回のテーマはお金の話、「国民年金」です。
この記事では以下の方達におすすめです。
- サラリーマンの方で、大学時代の国民年金を滞納もしくは学生納付特例制度で猶予された人
- フリーランスの方
過去「消えた年金問題」であったり、「老後2000万円問題」等々で、「年金」に対する不安を持たれている方多いと思います。
今回そのような難しい問題を解説するわけではありません。
国民年金保険料を追納するべき理由その1~老後の安心のため~
自分たちが老後のころには年金制度は破綻している!とか
世間のニュースは不安を煽るニュースばかりだし、年金を納める意味がないんじゃないのか
この話をする際に皆さんに知っておいて欲しい点が1つあります。
それは、さきほどから私の記事内で「国民年金保険料」と書いているところにヒントがあります。
年金は「国が用意している保険商品」なんです。
ではそもそも保険って何か。起こる確率は低いけれども、起きた時の損失が大きいことに対して事前に備える制度を保険と言います。
自動車保険を例にして考えると、交通事故(確率は低い)を起こしてしまったとき、
多額のお金が必要(損失が大きい)になってしまうことに対して、保険で備えようとします。
今回の年金に当てはまると、長生き(確率は低い)したときに、老後資金がたくさん必要(損失が大きい)になってしまうので、
国は保険で備えようとしてくれているのです(これが国民年金)。
つまり、私たちが毎月支払っている年金が支給開始年齢になったときにちゃんと帰ってくるのか、払い損になるかは
あなたが長生きするかしないかで決まります。
今は人生100年時代と言われており、長生きする人が今後増えていく時代です。
そうすると、あなたが長生きする確率って低いでしょうか?
長生きする確率高いですよね? だったら、国民年金は納付するべきだということです。
加えて政府(特に国会議員)の考えとしては、なにがなんでも年金制度を維持させようとします。
なぜなら、年金制度を破綻させると政府(国会議員)の人達の信用が失われしまい、次の選挙で当選できなくなるからです。
厚生労働省では、みなさんの年金に対する不安に対して漫画や図解で分かりやすく回答しているサイトがあります!
そう考えると、安心して年金納めれるなとだんだん思ってくるようになりましたか?
国民年金保険料を追納するべき理由その2~老後の年金だけではない保障がある~
国民年金保険料を納付することで貰えるのが、老後の年金だけではありません。
- 障害基礎年金
- 遺族基礎年金
上記の2つがあります。
★障害基礎年金・・・病気やけがで障害が残ったとき、障害の程度に応じて国民年金から「障害基礎年金」を受け取ることができる
対象者:初診日から1年6ヶ月を経過した日までの間、1級〜3級までの障害等級のいずれかに該当する方
支給要件:
1)国民年金に加入している間に、障害の原因となった病気やケガについて初めて医師または歯科医師の診療を受けた日(初診日)があること
2)初診日の前日時点で、①or②いずれかの要件を満たしていること ① 年金保険の加入期間のうち、3分の2以上の保険料を納めていること、② 直近1年間で保険料の滞納期間がないこと
3)一定の障害状態(障害等級)に該当していること
受給額:
障害等級1級:781,700円×1.25+子の加算
障害等級2級:781,700円+子の加算
*子の加算とは、18歳未満もしくは20歳未満の障害等級1級、2級の障害がいる場合、第1子・第2子は各224,900円、第3子以降は各75,000円の加算
★遺族基礎年金・・・一家の働き手が亡くなったとき、子のある配偶者、または子は国民年金から「遺族基礎年金」を受け取ることができる
受給対象者:死亡した方に生計を維持されていた以下の遺族が受け取ることができます。
1)子供がいる配偶者
2)子供(18歳未満もしくは、20歳未満の障害年金受給者)
支給要件:
1)国民年金に加入しているかた
2)国民年金の被保険者であった60歳以上65歳未満の人で、日本国内に住所を有していたかた
3)老齢基礎年金の受給資格期間を満たしているかた
受給額(令和3年4月から):
1)子供がいる配偶者・・・781,700円/年+子の加算
2)子供・・・ 781,700円/年+2人目以降の加算(合計額を人数で割った額が、1人当たりの受給額)
※1人目および2人目の子の加算額 各224,700円 3人目以降の子の加算額 各74,900円
詳しくはこちらのページもご覧ください。
国民年金保険料を毎月納めていれば、上で紹介した保障を受けることができるのです!
自分はサラリーマンなんだけど、自分も受けられるの?
サラリーマンの場合厚生年金保険料も納付しているので、上記に加えて①遺族厚生年金 ②障害厚生年金 についても
要件を満たせば受給することができます。詳しくは日本年金機構のホームページを参照して下さい。
国民年金保険料を追納するべき理由その3~節税効果がある~
実際に国民年金保険料を追納すると、追納額全額が社会保険料控除の対象になります。
どれぐらい節税になるか、すごくざっくりした説明を見てみましょう。
(本来はもう少し複雑な計算をする必要があるのですが、節税のイメージを分かりやすくするために簡単にしてます)
国民年金保険料は年度にもよりますが、おおよそ1年あたりの国民年金保険料は「18~20万円」です。
今回は20万円/年を1年分追納したとしましょう。
- 学生納付特例制度であった1年間の年金保険料(20万円)を追納した
所得税の税率が10%(年収400〜600万円であれば、所得税率は10%であることが多い)の人であれば、
- 「200,000円×10%=20,000円」
と所得税が年間20,000円お得になります!
また、住民税の税率は基本一律10%のため、
- 「200,000円×10%=20,000円」
と住民税も年間20,000円お得になるわけです!
どうですか?追納しようと思った方いますか?
次の章で楽天証券で追納する方法を解説してますが、追納したら
- あなたが自営業者や個人事業主の場合、確定申告をする
- あなたが会社員の場合、年末調整で保険料控除申告書を提出する
以上のことが必要です。今後、確定申告のやり方についても紹介する記事を作成予定です。
他にも以下の記事では、追納するタイミングについても書かれているので参考にできますよ。
楽天証券で追納する方法
追納をしたい場合は、ざっくり以下の手順でできます。
- 申請用紙をダウンロード
- 最寄りの年金事務所に申請書を提出して申し込み(郵送可)
- 年金事務所から承認通知書と納付書が返却される
- 納付書を最寄りのコンビニ・銀行等に持って行って支払う
まずは
①ねんきんネットを開く
まずはねんきんネットを開きます。
もし登録がまだの場合、新規登録をしましょう。(登録の仕方はこちら)
これから詳細を説明していくんですがその前に‼
皆さんが学生特例、もしくは滞納していて、追納できる金額ってご存知ですか?
「年金記録を確認する」を選択
「国民年金保険料の納付・後払い(追納)が可能な月数と金額を確認する」を選択
①「国民年金保険料の納付等可能月数とその金額」の項目に納付できる保険料合計が確認できます!
②「納付・後払い(追納)可能な月の一覧」を見ると、いつ納付していなかったのか、
未納の期間の中でいつの分は追納可能なのか、一目で確認できるようになっています。
今回は、1年分の追納を例にして解説していきます!
トップページに戻り、「その他の便利機能を利用する」にカーソル持っていくと、
「届書の作成」が出てくるので、それを押します。
ページ中段に「免除や猶予を受けた国民年金保険料を後から納めたいとき」内の
「国民年金保険料追納申込書」をダウンロードして記入する必要があります。
「作成する」をクリックします。
「納付・後払い(追納)可能な月の一覧」 で確認した追納期間を入力します。
分割区分とは、合計追納金額を分割して納付することができることを指します。
追納期限もあるので(年度末まで)、一括で納付が難しい方は
分割をおすすめします。ちなみに1か月分毎とは、追納1か月分の納付書が届くことになります。
今回の例では、 追納1か月分の納付書12枚(1年分)が届くことになります。
必要事項の入力が済むと、pdfで申請書を印刷します。
印刷後、 最寄りの年金事務所の窓口もしくは郵送するんですがその前に!
申請書内の赤枠の名前を自筆で記入するのを忘れないで下さい!
私は名前を記入せず郵送した結果、受理されず返送されてしまった経緯があるので忘れないように‼
ちなみに最寄りの年金事務所は以下から検索可能です。
最寄りの年金事務所:日本年金機構>全国の相談・手続き窓口
きちんと受理・承認されれば「追納申込承認通知書」と「納付書」が返送されてきます。
納付書が届きましたら、コンビニ・銀行に持って行くと納付できます。
今回は楽天銀行を使った方法を紹介します。
楽天銀行を開いたら、「振込支払」→「ペイジー」をクリックします
「国庫金のお支払」をクリックします
払込内容入力画面が表示されるので、納付通知書の赤枠内の情報を入力します。
お支払先の収納機関:00500 厚生労働省年金局
納付番号:(例)1521050700005546
納付区分:空欄のまま
以上のように入力し、「次へ(確認)」ボタンを押します。
内容確認し、間違いがなければ「次へ(確認)」ボタンを押します。
以上で終了です。数日後にはねんきんネットにて、追納したことが反映されるようになります。
最後に
皆さんいかがでしたでしょうか。
老後の年金について、賛否の分かれる内容になっているかと思います。
私の意見が本当に正しいかどうかは分かりませんが、
私の一個人的な考えを書かせていただきました。
これを見て「追納したい」という方がいらしたときに、「じゃあどうすれば追納できるのか」
についての情報が少なくて私自身困った経験があったので、具体的な追納する方法まで書かせていただきました。
もし分からない点や、こうした場合はどうすればいいのか等々質問ございましたら、コメント欄で教えてください。
皆さんからのコメントお待ちしてます。
最後まで見て頂き、ありがとうございました。
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